黄体ホルモン・クリームの使い方

注意:鉱油は黄体ホルモンの吸収を妨げます。鉱油は多くの化粧品で使用されているので、黄体ホルモン・クリームと併用しないように気を付けてください。

天然黄体ホルモン・クリームの適用方法(60ml当たりの含有量が約1000mgのクリームの場合)
黄体ホルモンの通常のレベル (1日当たり10 mg から 40 mg) を補給するには、小匙 1/8 から 1/4 (顔、胸、お腹、太股、腕などの個々の領域に塗り広げるのにほぼ十分な分量です) を皮膚に擦り込みます。これは1か月当たり約30mlになります。長期間にわたって黄体ホルモン欠乏になっていた場合は最初の3か月間、その倍の量を補充します。同じ場所に続けて塗ると吸収率が落ちるので、塗る場所を変えます。

※ホルモンのバランスは、インシュリン抵抗やストレス、睡眠にも深く関係してい ます。ストレス解消のリラクセーションや睡眠時間の確保、インシュリン抵抗(メタボの原因でもありますが)を低減するための高繊維低糖質(炭水化物)食や運 動なども工夫するとより効果的です。

閉経後更年期の健康を支える安全なホルモン補充とサプリも参照してください)
1か月のうち、クリームをほぼ25日間使用し、5ないし7日間休みます。休みは黄体ホルモンに対する体の「慣れ」を防ぐために必要です。1日に小匙 1/8 を2回が標準の使用量です。

閉経前
基本的には、通常黄体ホルモンが分泌される期間(黄体期)に黄体ホルモン補充を行うというのがドクター・リーの処方です。個人差がありますが、サイクルが28日の場合は生理開始の12日目から26日目までの2週間、小匙 1/4 ないし 1/2 を1 日 2 回に分けて適用します。月経予定日の2日前に中止するのは、ホルモンの低下による月経の誘発がねらいです。5日目から始めて、3週間使用することもできます。その場合は、1 週間目は1日小さじ 1/8 (または10 mg)、2 週間目はその 2 倍、3 週間目はさらにその 2 倍のように徐々に使用量を上げていく方法もあります。

子宮内膜症、子宮筋腫、子宮細胞異常、子宮癌、乳癌、乳房のしこり、卵巣癌、卵巣のう腫、などでは、黄体ホルモンの補充と同時に、過剰な卵胞ホルモンや擬似ホルモン(補充していた場合)を速やかに分解して体外に排泄するために、肝機能の補助や排便排尿発汗の促進も重要です。

月経前症候群、流産、不妊症


体内で生理的に利用可能な黄体ホルモンの量を調べるには
体内で生理的に利用可能な黄体ホルモンの量を調べるには、活性化された遊離型のホルモンを検出する唾液検査を使います。通常の血液検査では不活性の結合型ホルモンが98%以上を占めるため、活性化された遊離型のホルモンを正確に検査するには、両者を分離して検出できる精度の高い検査でなければ役に立ちません。
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