ネットサーフ日誌


平成7年12月31日日曜日
  • 夫は"year end cleanup!"と朝から張り切っている。パーティー嫌いの私がNew year's eveは日本の伝統では新年を迎える準備に大掃除をしたり御節料理を用意したりして過ごすといったら、"Good Idea"とすぐに賛成して、今では人にまで薦める有り様。クリスマスの飾り付けを片付けるついでに大掃除(といっても大した事はしない)をするのが大晦日の恒例になってしまった。

  • 今年は起伏の多い年だった。来年はどんな年になることやら。

    読者の皆さん、私の取り留めないおしゃべりに付き合って頂きありがとうございました。とても励みになりました。来年もよろしくお願いします。

    それでは、よいお年をお迎えください。


  • 平成7年12月30日土曜日
  • 晴れ

  • 最近ニクソンとキッシンジャーについてのドキュドラマがテレビで放送された。ニクソンについての映画も出ている。それで夫は娘の歴史教育に丁度いい機会と決めて、ウオーター・ゲート事件を追跡したワシントン・ポストの2人の記者の話しを描いたAll the Presidents Menを娘のrequired moveに指定。朝食の後皆で見る。一度見た映画だけど細部は忘れている。共和党の民主党に対する秘密工作は手を変え品を変え今でも続いている。ウォーター・ゲート事件ではニクソン大統領のことにばかり気をとられてその秘密工作の規模の大きさは忘れられてしまったようにみえる。

  • 平成7年12月29日金曜日
  • 晴れ

  • カクテルパーティー用に簡単なおつまみと飲み物を用意する。それでも結構時間がかかる。キッチンテーブルを囲んでの取り留めもないおしゃべりで夜が更ける。シャンペンやワインが空になったのを潮時に、リビングに移動してゲームをすることになった。Tabooというゲーム、ヒントを出してカードに書いてある言葉を当てさせるという趣向。使うと減点になるヒントもカードにリストされている。なかなか面白い。

  • 平成7年12月28日木曜日 仕事に明け仕事に暮れた一日。明日、夫はパートナーを呼んでささやかな忘年会をするというので、娘に家の掃除を頼むと、今年最後の掃除だからねと念を押される。

  • 夜、娘は友達を呼んでアニメを見るというから何かと思ったら、日本のテレビ漫画。ビデオ・レンタルへ行くと、Japanese Animationというコーナーがあって100本ほど置いてある。英語の吹き替えになっているのも字幕付きのもある。日本のことを知るには手頃な材料かもしれない。
  • 晴れ


  • 平成7年12月27日水曜日
  • 晴れ

  • Space & Rocket Centerでの特別放映Courage of Wingsを見に行く。航空郵便の草分け時代の実話に基づいた映画で、南米アンデス山脈を越えて郵便を運ぶ途中、雪のアンデス山中で不時着、捜索に来た飛行機に見逃され徒歩の脱出、九死に一生を得たパイロットの生命力を描いたもの。これじゃCourage of WingsじゃなくてCourage of Feetだなとは夫の感想。大きなドーム型のスクリーン一杯に写した映画は迫力があるというより、大きすぎて見づらい感じがした。センターから駐車場までの3分間がつらい寒さ。

  • 平成7年12月26日火曜日
  • 晴れ

  • エージェントから仕事のパッケージが届く。とうとう半年の有閑マダム暮らしに終止符を打つことになった。お金も心細くなってきたから遊んでばかりもいられない。忙しくなると日記を書くのも億劫になってくるだろうな。それに仕事はCAD/CAMソフトのマニュアルの翻訳だから、思い付くことといえばテク・ライターへの苦情ばかりということになりかねないし。。。

  • 平成7年12月25日月曜日
  • 晴れ

  • クリスマス。朝のうちはツリーの下のプレゼントを開けたいりしてのんびり過ごす。その後、娘はコンピュータのある家庭ではいまやクリスマスの日の慣習となった新しいソフト(主にゲーム)のインストールと試運転。 DIGが気に入って、いったん始めたらコンピュータの前から動かない。しばらくして"I'm stuck"というから少し休んで頭を冷やすのかと思ったら、今度はインターネットでヒント探しを始めた。それがまたちゃんと見つかるから感心、いや、あきれるというべきか。

    3時過ぎにMom & Dadとお姉さん夫婦が到着。出る前に連絡するからと昨日言っていたのになかなか連絡が来ないからどうしたのかといぶかっていた所だった。電話はバージニアのお兄さんたちから長電話があった時に重なって、通じなかったらしい。もう1つの電話は使ってなかったけど、普段使わないからそこまで思い付かなかった由。

    お姉さんたちはCompuserveを使っていて、Compuserveとインターネットの関係をはっきりつかんでいないらしいので、娘を押しのけて、私のwebページを見せたり、検索サービスを使って見せたりする。

    夕食の後、一息入れたらもう9時。訪問客が帰った後 While You Were Sleepingを見る。娘はもう見たからとDIGに熱中。


  • 平成7年12月24日日曜日
  • 曇り時々雪(降っては消えるから残念ながらホワイト・クリスマスにはなりそうにない)

  • ミシガンのお姉さん夫婦をエアポートへ迎えに行く。3:30 pmの到着予定。10分ほど前に付く。エアポートはがらんとしている。発着情報の画面を見ると4:00到着とある。それじゃスナックバーで待とうということになって、これもがらんとしたスナックバーで飲み物やスナックを注文して一息入れる。4時10分前になってゲートへ行くと、そこもがらんとしている。係員さえいない。ひょっとしてもうとっくの前に着いていたのではと心配になってくる。待ち合い室の方へ戻ってみると、相変わらずがらんとした待ち合い室に待つ人2人。もう20分も待っていたとのこと。迎えが来ないので電話したら留守だから、なにかの都合で遅くなったのか、それとも途中で何かあったのか、などど心配しはじめたところだったという。

    経緯を説明すると、本当は時間を忘れて遅くなったのだろうと信用しないから発着情報の画面を見せると、幸いActual arrival 4:00がまだ表示されていた。

    そのまま5人でまっすぐGuntersvilleのMom & Dadの所まで。恒例のクリスマス・イブ・ディナーのあと皆でクリスマス・プレゼントを開ける。

    お姉さんの連れ合いは"This is too far to come for just a ten degree (F) difference"などと憎まれ口。南部は気候が温暖だといってもフロリダでさえ雪が降る。「オハイオの冬は寒いし、塩を撒くから車が直に錆びるし、云々。。。南部へいけばそんな心配しなくてもいい」という夫の言葉を信じてハンツビルに引っ越してきたのは11月の半ば、到着した日は雪だった。それにどういう訳かクリスマスは寒くなることが多い。引っ越してきたばかりのとき、クリスマスの数日前にようやっと落ち着いた家で、水道管が凍って水が出ないという騒ぎをしたのはクリスマスの朝だった。


  • 平成7年12月23日土曜日
  • 曇り一時雪がちらつく

  • 父の3回忌。

  • 朝シャワーをと思ったら、水しか出ない。誰かがお湯を使いきったのかと思ったら、誰も覚えがないという。寒くて電気の使用量が町中で上がっているから何かの拍子にブレーカーがトリップしたのかと思ってブレーカーのパネルを調べるが異常は見当たらない。ついに寿命が来たかと気が重くなる。それにしても祭日の週末に限って物が壊れる。空調が壊れたのは4th of July(独立記念日)の週末だった。ともかく何か分かるかも知れないと思って、湯沸かし器の中の配線を見てみるとリセットのスイッチがあった。それを押したらお湯のわく音が聞こえてきた。ほっ。でも原因は何だったんだろう。

  • 夫のバンドのWEBページも大分目鼻が付いてきた。一応アップロードしてテストしてみるが.wavファイルはアクセスに時間がかかって余り実用的ではないことが分かる。一方.raファイルは音質が悪くて音楽には実用的ではない。mpegaudioをまだ試していないから、それに望みをたくすることにしよう。(まだ公開できる所までは行ってませんので、請う御期待。日本ではその世界の通でもこのバンドを知っている人はいないかも。ヒントは。。。パワーポップ、Record to Russia。これで分かる人は電子メールください。賞金は出ませんが。)


  • 平成7年12月22日金曜日
  • 晴れ

  • The Virtual Times Huntsville Alabama EditionThe Virtual Times International Editionというオンライン・マガジンから電子メールをもらう。私のWEBページを読んで気に入ったから、うちのマガジンのライターをやらないかという話し。そのWEBサイトへ行ってみるとローカル・ビジネスの広告が40ほど入っている。趣旨はオンラインのローカル情報紙ということらしい。既に数人の「ライター」が書いた記事が紹介されていた。その大半はマガジンのために特別書いたものではなさそうだ。

    もう少し詳しい話しを聞きたいから電話をくれるようにと電子メールの返事を出す。電話での話しでは、軍縮のあおりで失業したマルチミディア屋さんが始めたプロジェクトで、まだ原稿料を払えるとこ迄は行ってないとのこと。紙のローカル情報誌がビジネスになるのだからオンラインでもビジネスになるだろうという論理らしい。

    英語で定期的に何か書くというのは今のところアイデアが浮かばないが、Your Japanese Guestsなら使ってもらってかまわないという返事をしておいた。


  • 平成7年12月21日木曜日
  • 晴れ

  • 新しいバージョンのアクセスのOLEリンクがクラッシュの元になるという夫の話しを前に書いたが、更に詳しいことが分かったのでMicrosoftのサポートに電話をして再現させたという夫の報告。

    MS WORDのリンクをアクセスしてWORDを開くと、必ずおかしくなる。これは前のバージョンで作ったものでも新しいバージョンで作ったものでも同じ。WORDを終了しようとするとそのウィンドウが閉じず、そのままにしておくとハード・ディスクのデータが破損しだす。それを避けるには、その時点でリブートするしかない。

    Paper Portのリンクは古いものも新しいものも支障なくアクセスできるというから問題はWORDの方にあるのだろう。Microsoftが自社製品間の互換性を確認していないというのはどういうことなのだろうか。夫が話したサポートはこのような問題があったということは聞いていなかった、これは重大な発見だからその報告の中に夫の名前も入れると言っていたそうだが、会社も大きくなると隅々まで目が届かなくなるということなのだろう。


  • 平成7年12月20日水曜日
  • 晴れ

  • Yahooに宣伝が入っている。PBSのFrontlineで紹介された通り、2人の大学院生が始めたプロジェクトに投資しようという人が現れて、宣伝を載せるビジネスに発展したわけだ。私のYour Japanese GuestsはSocial StudyのAsian-American Studiesに登録しておいた。

  • 平成7年12月19日火曜日
  • 曇り時々雨

  • クリスマス・パッケージを送る。その後、娘が友達と一緒にクリスマス・ショッピングへ行く約束をしたから連れていけという注文なのでモールへ。またコートをあちこち見て歩く。皮製品の店で気に入ったのが見つかったので買う。

  • 平成7年12月18日月曜日
  • インターネット・プロバイダHiwaayがホームページを作り直したから一度見てとアップデートの報告に書いてあったので、見てみる。なんのことはない、グラフィック主体だったのを止めて、テキスト主体にしたってだけのこと。グラフィックは重い上に一回でロードしなかたりするから、テキスト主体に切り替える所が増えてきているようだ。

  • エージェントから2、3ヶ月デンバーへ行くという仕事があると連絡が来た。2、3週間なら可能だけど、そんなに長く家を留守にすることはできない。冬のデンバーならスキーにも行けるのに残念。
  • 親類に送るクリスマス・アルバムを一部発送。残りは今日中にクリスマス・パッケージを用意して明日には送れるようにする。


  • 平成7年12月17日日曜日
  • 雨:時々風がゴウゴウと鳴って気温はそれ程低くないのに寒々とした感じ。

  • Win95用のNetscape V.2を入れてテストする。ホームタウン・コネクションの英語のWebページを見ていると、一部隠れて出てこない所があるのに気付く。HTMLファイルを調べて見るとhrefのアドレスの二重引用符が1つ抜けていた。前のバージョンでは引っ掛からなかったから、誰かが言っていたようにシンタックスの扱いが変わったわけだ。ついでにmpegとmpegaudioもインストールしてテストする。

    Netscape v.2はjavaをサポートするという話しだからそっちのほうも試してみる。NHKからクリスマス・スペシャルのページができたという知らせがあったのでそれもついでに見てみると、サンタのそりが動く。

  • 夫は週末の日課となってしまったコンピュータとの戦いは一時休戦して、クリスマス・ファミリー・アルバムの仕上げ。カセットテープにコピーして明日には皆に送ることができそう。今年はこれまでの分も入れて1つのテープにまとめる。

    コンピュータの方は相変わらずクラッシュするが原因の一つは分かったとのこと。何でも新しいバージョンのアクセスが使うVisual BasicのOLEが前のバージョンのOLEリンクをサポートしないので前のバージョンで作ったOLEリンクのオブジェクトをアクセスするたびにクラッシュするのだそうだ。Microsoftも随分いい加減なことをする。


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