平成7年12月8日金曜日
娘のピアノの先生Mrs. DもMr. Dと一緒に来てくれた。お二人とも80を過ぎて目が弱くなったので夜は運転しないというので送り迎えをする。Mrs. Dは骨粗鬆症とMr. Dは前立腺腫瘍と戦う毎日ということだが、気力に衰えは見えない。小さな子には姿勢を正してお尻をモジモジさせずに座りなさいと厳しいのだが、娘がジャズバンドでピアノをひくことになって、リズムの取り方、スイングの仕方を教えるのに、もっとお尻をリラックスさせなくちゃといってお尻を振って見せる、さばけたおばあちゃんである。娘の演奏を見ながら大分お尻が動くようになってきたようねとか、ごまかし方も教えているのよとか解説してくれる。
インターミッションの時にMrs. Dに挨拶に来た人に紹介された。なんでも娘がジャズをやりたいと言い出したときに、ジャズバンドのオーディションの内部情報を教えてもらった上に、推薦の言葉まで入れてくれた人なのだそうだ。バンド父母の会の役員だというから一度は見たことあるはずの人だけど全然覚えがない。娘のピアノはMrs. Dの家の修繕に出入りしていて聞いたらしい。
市のピアノ・コンテスト(娘は他のことで忙しくて十分な準備が出来なかったから参加しなかった)で優勝した子もジャズバンドのオーディションを受けると聞いていたので心配だったけどと、娘がAバンドのピアニストに選ばれたことに大いに満足げなMrs. Dである。
ホームページへ|日誌インデックスへ|お便りは eueda@hiwaay.net( 上田悦子)