ネットサーフ日誌:平成8年5月


1996年5月4日 土曜日
  • 忙しいと、ついこの日誌が後回しになる。先週の週末はMomとクラフト・ショーを2つ見に行って時間を潰してしまった。興味の中心は焼き物で、Momは地元の陶芸家で気に入っている人がいて、こういう機会には必ず見に行くようにしているのでそのお供をした。ショーからショーへ渡り歩く陶芸家も沢山いて、アリゾナから来ているという人の作品が気に入ったので、球形の小さな花立て(上にたくさん蜂の巣のように穴が開けてあって、穴がもう少し大きければペン立てに使えそう)を一つ買った。大きな作品は気まぐれで買うにはちょっと値が張った。

    他に水彩画で面白いものがあったのでそのコピーを買う(オリジナルは売らないということだった)。地元の女性で、退職してから始めた趣味ということだった。色のパッチを画用紙に散らして、その中に浮かんでくるパターンの中に見えてくる諸々の人物の輪郭を線で描いたもの。色の調子や人物の表情が面白い。完成するのに3ヶ月かかったと言っていた。

    クラフト・ショーの一つはPanoply of Artsという大きなフェスティバルの一部で、ハンツビルで毎年春に開かれる。花火で締めくくるのが恒例で、久しぶりに花火を見た。

  • インターネットで「翻訳引き受けます」などという広告を出していると世界中から問い合わせが来る。インターネットは世界中に散らばっているタレントを寄せ集めてプロジェクトを運営することを可能にすると言うのは、もはや未来のことではない。既にこのBrave New Worldを勇猛果敢に渡り歩いている人達がいて、問い合わせの電子メールがどこから来ているのかと思って調べたらスペインだったり、ノルウェイだったりする。

    もっとも近ごろは同じ会社の同じ建物の中にいる人に話しをするときにも、電子メールや電話だから、大して違いはない。時には同じ部屋にいる人とも記録を残すために電子メールでやり取りする時代だ。ただ1つ不便なことは時差があって急ぐときに連絡が取れなかったりするということ。

  • 夫のオフイスのコンピュータは結局どこも悪い所がないと言われて戻ってきた。時々クラッシュはするものの、なぜかちゃんと動く。ネットワーク・カードを調べることができなかったから、そこにクラッシュの原因があるのかもしれないという。

  • 時々コンピュータというのはここ一番というタイミングを感知して故障を起こすのではないかと思ったりする。今朝、立ちあげようとしたらおかしなノイズがして、ブートが途中で停止し、HDが見えなくなっている。今、一つプロジェクトの仕上げに掛かっているので、真っ青。最新のバックアップも取っていなかった。結局HDの接続がゆるんでいたためと分かって、一応元に戻りほっとしたけど、でもどうしてそんなものがゆるんでくるのか、しかもこの大事なときにと思わずにはいられない。夫は、こんなことでいちいちパニクってたら体が持たないよなどと言っている。経験者語るなのである。

  • ホームページへ|日誌インデックスへ|お便りは eueda@hiwaay.net上田悦子