ネットサーフ日誌:平成8年3月


1996年3月8日 金曜日
  • ももの節句も過ぎて、木の芽も膨らみ、中には葉も花も開いたものもあるというのに、例によって隔週にやって来る寒波で今日は氷点下の寒さ。週末一杯寒さが続くという予報。

  • 今日は食べ物の話しを少し。私はパンが余り好きではない。トーストやサンドイッチ、ハンバーガ、ホットドッグなどはどれもパンを基礎にした手軽な食べ物だけど、たまにしか食べない。でも1年ほど前にパン代わりになるものが見つかった。フラワー・トティヤ(flour tortilla)である。これは小麦粉を水その他を混ぜて練り、丸くしたものを薄くのして焼いただけのメキシコ料理用のものである。以前からコーン・トティヤとともにメキシコ料理で馴染みのものだったけど、それをサンドイッチ代わりに使うことを覚えたのはここ1年ほどである。

    テキサス出身の人にfajita(ファヒタ)をご馳走になって、さらにテキサス直送のフラワー・トティヤをいただいたのがきっかけになった。それは小麦粉ってこんなに美味しいものだったのかという意外な発見であった。この辺では残念ながらテキサス産の物に匹敵する味ものは手に入らないけど、フラワー・トティアは以来我が家の常備食になっている。冷蔵庫でパンよりもずっと長持ちするのもありがたい。

    食べ方は、まず、フラワー・トティヤをオブン・トースタでトーストすることから始まる。焼き過ぎるとパリパリになるからプーと膨らんだところで取り出す(パリパリになったものもクラッカー代わりに食べると結構美味しい)。あとは、熱いうちに好みの(ありあわせの)具を適当に乗せて包んで、手掴みで食べるだけ、という簡単なもの。

    具はメキシコ料理風に肉と野菜を刻んで炒めたものと、リフライド・ビーン(クミンと塩で味付けしたアンだと思えばよい)とチーズにサルサ・ソースでもいいし、サンドイッチ風にマスタードを塗ってロースト・ビーフやハムにレタス、トマト、アルファルファのモヤシなどを包んでもいい。カレーを包んで食べても結構いける。のり巻き風に具を広げてクルクル巻いて、輪切りにしたものも見たことがあるけど、そこまで手をかける気はしない。

    家で良く作り置きしておく具は、フランク・ステーキを照り焼きソースなど下味を付けて丸ごと焼き、薄切りにしたもの; 鳥の水煮または塩焼きをほぐしたもの; 赤いベル・ペパーを皮が黒こげになるまで焼いて皮を取ったもの; タマネギとマッシュルームのソテーなどで、あとは適当にチーズやトマト、レタスなどの野菜を加える。

    お昼や手抜きの夕食はこれになることが多い。食べる時間がまちまちになることも多いから、皆自分で好きなように作って食べるのが我が家の流儀である。


  • ホームページへ|日誌インデックスへ|お便りは eueda@hiwaay.net上田悦子