テキサス出身の人にfajita(ファヒタ)をご馳走になって、さらにテキサス直送のフラワー・トティヤをいただいたのがきっかけになった。それは小麦粉ってこんなに美味しいものだったのかという意外な発見であった。この辺では残念ながらテキサス産の物に匹敵する味ものは手に入らないけど、フラワー・トティアは以来我が家の常備食になっている。冷蔵庫でパンよりもずっと長持ちするのもありがたい。
食べ方は、まず、フラワー・トティヤをオブン・トースタでトーストすることから始まる。焼き過ぎるとパリパリになるからプーと膨らんだところで取り出す(パリパリになったものもクラッカー代わりに食べると結構美味しい)。あとは、熱いうちに好みの(ありあわせの)具を適当に乗せて包んで、手掴みで食べるだけ、という簡単なもの。
具はメキシコ料理風に肉と野菜を刻んで炒めたものと、リフライド・ビーン(クミンと塩で味付けしたアンだと思えばよい)とチーズにサルサ・ソースでもいいし、サンドイッチ風にマスタードを塗ってロースト・ビーフやハムにレタス、トマト、アルファルファのモヤシなどを包んでもいい。カレーを包んで食べても結構いける。のり巻き風に具を広げてクルクル巻いて、輪切りにしたものも見たことがあるけど、そこまで手をかける気はしない。
家で良く作り置きしておく具は、フランク・ステーキを照り焼きソースなど下味を付けて丸ごと焼き、薄切りにしたもの; 鳥の水煮または塩焼きをほぐしたもの; 赤いベル・ペパーを皮が黒こげになるまで焼いて皮を取ったもの; タマネギとマッシュルームのソテーなどで、あとは適当にチーズやトマト、レタスなどの野菜を加える。
お昼や手抜きの夕食はこれになることが多い。食べる時間がまちまちになることも多いから、皆自分で好きなように作って食べるのが我が家の流儀である。
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