ネットサーフ日誌:平成8年3月


1996年3月30日 土曜日
  • 百武彗星を見た:

    Comet C/1996 B2 Hyakutake

    二つ目の百武彗星の情報

    Comet C/1996 B2 Hyakutake --百武彗星

    月曜日の夜、なにやら星のクラスターらしいものの上の方に少しぼけた感じで見えた。尾ははっきり見えなかった。ここ数日天気が悪く見ることが出来なかったけど、今日は晴れてきたので見れるかもしれない。

  • 昨日は春休みの娘がナッシュビルの郊外へ引っ越した友達の誕生日だから会いに行くというので付き添ってナッシュビルまで行ってくる。最初は1人で車を運転していくと言うから、詳しい話を聞くと日帰りで帰りは暗くなってからだというので、付いて行くことにした。

    どんよりした曇り空にまだ葉を落としたままの木々、灰色のアスファルトと道路沿いに露出した岩、白い壁に黒い屋根の家、牧場を囲む白い柵。その墨絵のような景色の中に新緑の牧草、淡い緑の新芽、暗緑色の常緑針葉樹などが点在している。ハイウェイ65の両側に延々と続く牧歌的な風景を助手席で楽しみながら、改めてアメリカの雄大さと豊かさを思う。

    ナッシュビルの郊外に近づくとまず巨大なショッピング・モールが見えてきた。ショッピング・モールの大きさはその地域の豊かさに比例する。ナッシュビルは失業率も低く活気のある町だという。娘の友人の家もその郊外の新しい住宅地にあった。日本の基準からするとお城のような大きさの家々が並んでいる。

    私はショッピング・モールで時間を潰して帰るつもりだったけど、娘の友人は16才になって待ちに待った運転免許が取れた日だから、母親の自動車を乗っ取り、うちの娘を連れてあちこち行く計画でいる。それで私は足を取られた母親に足を提供することになった。

    道々いろいろ話を聞いたら、御主人がまた失業したという。ミシガンからハンツビルに来て2年で失業し、ナッシュビルに移って1年足らずでまた失業。どちらの場合も汚職や不手際で財政困難に陥った会社の立て直しにfinancial officerとして雇われ、結論が出たらすぐに、もう結構ですという感じでお払い箱になったらしい。ナッシュビルは活気のある町だからと楽観している様子。

    ディナーとバースデー・ケーキが終わって帰途についたのは8時半、帰宅したのは10時過ぎだった。そのうちゆっくりショッピング・モールでのショッピングに出かけることにしよう。


  • ホームページへ|日誌インデックスへ|お便りは eueda@hiwaay.net上田悦子