ネットサーフ日誌:平成8年12月


1996年12月3日 火曜日
  • 日記は8月31日が最後の日付になっている。暑いのが常態となってしまって、「暑い」というのが挨拶代わりにもならなくなっていた頃だ。今はその暑さの記憶も遠くなって、木の葉もほぼ落ち尽くし、気温が氷点下になることも、もう珍しいことではなくなった。

    頭の中では、こんなことを日記に書こう、などと結構考えているのだけど、一度ルーチンから落としてしまうと、ついつい後回しになってしまう。あちこちの日記を覗いてみたら、最近書いていない人がずいぶん多い。公開の日記となると、やはり内容が制限されるから、しばらく続けると、同じ事の繰り返しに思えてくるということもある。ともあれ、新しいコンピュータとの格闘も一段落したので、また日記を書くことにした。まだ書いていないネタもいろいろ残っているような気がするし。。。ということで請うご期待。

    486からようやくpentium proに移行、64MBのRAMで、NT4-e, 95-j, NT3.5-jを入れていろいろ試してみた。NT4がやはり一番早い。日本語版は12月10日に出るということだけど、アメリカでも同じ頃に手に入るようになるのだろうか。NT3.5-jはプラグ&プレイではないからだろうか、奇妙なことがおきる。Netscape3.0を入れて、いろいろplug-inを試してみたら、Quicktimeでおかしくなった。サウンドが出なくなるのである。そのたびに、ドライバを削除して、入れ直すほかは対処のしようが分からない。NT4でも95でも起きない現象だ。それでNT3.5-jはあきらめることにした。

    1つ裏切られた気がしたのは、ブートが486に比べてちっとも速くないこと。OSを切り替えて使うことが多いから、ブートの時間が短縮されることを期待していたのだ。速いマシンはブートの時間も速いと考えるのは、素人考えということか。

    それにしてもインターネットのテクノロジーはものすごい勢いで進展している感じがする。ブラウザ用のplug-inの数がもう数え切れないほどある。オーディオ・ビデオのストリーム化もずいぶん進んでいる。ケーブル・モデムが主流になって、データがjavaで書かれたアプレットといっしょにネットワーク上を飛び交い、plug-inをダウンロードする必要がなくなる日もそう遠いことではないのかもしれない。そのとき、Microsoft対Netscape/Sunの対決にどう決着が付いているのか、その時コンピュータ界はどうなっているのか。Appleに生き残る道はあるのか。。。それさえ分かれば苦労しないと思っている人も沢山いるだろう。

    もっとも、私の当面の問題は、この設備投資に見合うだけの仕事が取れるだろうかってことなんだけど。。。「マニュアル、ヘルプ、Webページの翻訳・作成、インターフェースの翻訳とレイアウトの調整、翻訳ソフトのテスト、本年中の注文には特別割引」とかなんとか、アイデアともいえないアイデアが頭を横切ったりする。フリーランスの辛いところ。


  • ホームページへ|日誌インデックスへ|お便りは eueda@hiwaay.net上田悦子