アメリカの片隅で思うこと:平成21年3月


2009年3月13日日曜日 − 大東亜戦争とは何だったのか:アジアの歴史と日本の近代史
田母神俊雄 航空幕僚長の懸賞論文『日本は侵略国家であったのか』に端を発する更迭事件の謎を自分なりに理解しようとして、ネット上のさまざまな記事や意見を調べていて発見した
タイ国在住の方が書いた文書をPDF形式でひとまとめにしました。いろいろ読んだ中で、これが優れた「日本近代史の副読書」の1つであり日本人全員そして世界が共有すべき知識だと確信して、ここにそのPDF版コピーを用意しました。バランスの取れた目配りで史実を丁寧に押さえ、歴史の流れと展開をわかりやすく解説しています。また戦後60年にしていまだに才覚のあるリーダーや政治家が活躍できる体制を構築できない現状を憂い日本の行く先を心細く思わない日本人は、当の政治屋や官僚のみのように見えますが、この歴史の解説には、あのような失敗を繰り返さないために何が必要かを考えるとき、最低限押さえておかなければならない史実と観点がぎっしり詰まっています。世界の各地に長年住んで、現地に深い関わりを持っている日本人が見聞きする現地事情の共有は、国際化社会における日本人の国際理解度アップに大きなプラスとなるはず。これもインターネット時代だから可能なこと。

※ただし、冒頭の明治維新以前の歴史考察は、「日本は、世界にも稀な純粋な農耕民族国家で。。。」や「日本は征服民族と非征服民族という区分けを経験していないため。。。日本にしかない現象で、日本には天皇家という王家しかないことがそれを証明していると思います。」などは、史実というよりは、これを書いた人の日本史理解の視野の限界を示唆し、出自を示唆するものとして読むべきものだと思いますが。。。

そんなことを考えながら徘徊したウェッブで見つけたお勧め日本語サイトを下に挙げておく。

  • タイ国在住の方が書いた文書
    (PDF版ダウンロード)

  • 国際派日本人養成講座
    このようなサイトを作ってがんばっている人がいると知るだけで元気が出ます。

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