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ホルモンバランス:崩れのパターン
ホルモンバランス:崩れのパターン

ホルモン補充を始める前に理解しておくべき事柄

ホルモン補充の目的はバランスの取れた正常なホルモンレベルを回復することにあります。その基本は正常なホルモン分泌パターンを模倣するという比較的単純なものですが、何がどのように過不足なのかを理解できればその対処方法も回復過程もイメージしやすくなります。従って、ホルモン補充を始めるにあたって、正常な状態とエストロゲン過多やプロゲステロン不足になる過程、その兆候を理解しておく必要があります。

もう一つ重要なことはホルモン補充や治療用に販売されている薬には本物のホルモン(人体で生成されるホルモンと同じ分子構造の物質)と擬似ホルモンがあること、さらには品質に問題のある効力を持たないプロゲステロン・クリーム製品もあることを理解しておくことも重要です。

正常なパターン

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崩れたパターン

[santoro-perimeno.jpg]
Characterization of Reproductive Hormonal Dynamics in the Perimenopause,
Santoro, N. et al., J Clin Endocrinol Metab, 1996, 81(4):1495-1501

エストロゲン優勢/過多(高エストロゲン/低プロゲステロン)という上図に見られるようなパターンが生殖機能が衰えってくる35歳ぐらいから45~55歳で閉経するまでの女性にとって、健康を脅かす最大の要因であるとの診断を下したのはドクター・リーの大きな功績です(実際には生物学者でプロゲステロン・オイル開発者のレイ・ピート博士が指摘していたことですが、天然黄体ホルモン(プロゲステロン)補充に対する患者の反応からそれを臨床の場で確認し、その知識を一般へ広めたのがドクター・リーと共著者のバージニア・ホプキンスです)。上図にあるようにこのパターンは前更年期の女性の尿中のホルモン代謝物質のレベルを毎日計った研究でもはっきり見ることができます。

通説では、更年期というのは卵巣機能の低下に伴って進行するので、閉経前でも当然、卵巣からの卵胞ホルモン(エストロゲン)分泌も黄体ホルモン(プロゲステロン)分泌も低下すると考えられています。従って、更年期の年齢に達している女性がさまざまの症状を訴えると大概の医者はまだ生理がある人にも無差別にエストロゲンと擬似プロゲステロンを組み合わせたホルモン補充を勧めるようです。これはいかにデータに基づかずに思い込みと憶測で診断と治療を行っている医者が多いかを示す恐ろしい例の一つです。

PMSは普通ならプロゲステロンの高くなる黄体期に発生する場合が多いため、プロゲステロンが引き金になると説明されていたりしますが、これは単純な相関関係と因果関係の区別を知らない人が言うたわごとです。しかもPMSが悪化する段階では上図のように黄体期でもプロゲステロンが高くならず、エストロゲンのみが高くなります。

ドクター・リーは生理があるのはエストロゲンが十分分泌されている証拠だから、決してエストロゲンの補充をしてはいけないと言っています。この時期にエストロゲンを補充すると、エストロゲン優勢/過多がいっそう悪化します。プロゲステロン不足という正しい診断を下した医者でも、擬似プロゲステロンを処方する、高量の経口プロゲステロンを処方するなど、間違ったホルモン補充を処方するのが「標準治療」として認められているので、患者は十分注意する必要があります。

参考リンク・文献・資料

Characterization of Reproductive Hormonal Dynamics in the Perimenopause,
Santoro, N. et al., J Clin Endocrinol Metab, 1996, 81(4):1495-1501

 


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